フランス 競馬の必勝法

フランス

日本馬がフランス競馬で必勝を期するためにはいくつかの要素が必要となります。まずはレースのペースに関する問題です。日本のように、ある時はハイペース、またある時は超スローペースなどレースによってペースが変わることはなく、最初は折り合いをつけることに専念し、残り数百メートルでスパートを開始する、いわゆる上がりの勝負というものが行われます。つまり、瞬時の脚、それをいかに長く持続できるかがフランス競馬で勝つための条件と言えます。

また、フランス競馬ではわざと芝に散水をし、重馬場にすることがあります。馬の負担を軽くするというのが名目としてあり、スピードの出しすぎによる故障を防ぐ狙いがあるとされています。日本では良馬場で行われることが多いため、良馬場での成績がよかったとしても重馬場などパワーを要する馬場での適応能力が問われることとなります。

最後に、日本の競馬場も起伏にとんだコースが多いですが、ヨーロッパはその上を超えており、とんでもない坂などが待ち受けています。いかに折り合いをつけ、それでいて体力を消耗しないようにするか、そして、チームで乗り切ることができるかどうかというのが問われており、それが日本競馬界の課題となっています。